一千有余の歴史を経て、今なおいきづく伝統の祭り

本祭り

本祭り 7月の最終日曜日(2日目)

・お行列     南相馬市(原町区)
・甲冑競馬    南相馬市(原町区)
・神旗争奪戦   南相馬市(原町区)

相馬野馬追のハイライトである2日目。
すべての進行・合図は昔ながらの陣螺・陣太鼓によって行われる。
まず黎明一番螺が全軍に用意を促す。
二番螺で武装馬装の準備を整え、出発の合図を待つのである。

お行列

【お行列】(9:30)
 夏空にとどろく花火を合図に、三番螺、陣太鼓が鳴り響き、出発を告げる。
相馬太田神社に供奉する中ノ郷勢を先頭に、相馬小高神社(小高・標葉郷勢)、相馬中村神社(宇多・北郷勢)の順に総勢五百余騎。
総大将、副大将、執行委員長、軍師、副軍師、郷大将、侍大将、軍者、組頭、螺役長、勘定奉行・・・などの役付騎馬が整然と駒を進める。
 行列は陣螺・陣太鼓の合図により時に止まり、時に前進して隊列を整えながら、約三キロメートル先の御本陣雲雀ヶ原の祭場地へ。
 騎馬武者全員が甲冑をまとい、太刀を帯し、先祖伝来の旗指物を風になびかせながらの威風堂々にして豪華絢爛な戦国絵巻は、まさに天下無比の圧巻であり、文化財的逸品が揃う「お行列」は動く文化財展として好事家に野馬追をもう一度見たいと言わせる所以である。
甲冑競馬

騎馬武者の勇猛果敢さを
いかんなく発揮

 

【甲冑競馬】(12:00)
 祭場地に到着した行列は、神輿を御本陣に安置し、式典を挙行。しばしの休憩をとった後に、勇壮な甲冑競馬が行われる。
甲冑競馬の開始を告げる螺の音。
 若武者たちは兜を脱ぎ、白鉢巻をしめる。駿足に自信のある馬にまたがり、先祖伝来の旗差物をなびかせながら風を切って疾走する。この甲冑競馬は、一周千メートル、十頭立てで十回行われる。
 指旗のはためく音、鎧、草摺の摺りあう音・・・。渾然となった音のかたまりが、砂塵が舞う中を走り抜ける。迫力と感動のシーンだ。
神旗争奪戦

満を持していた数百騎の騎馬武者たちが、夏草茂る雲雀ヶ原一面に広がる様は、「青い野馬原一夜のうちに花が咲いたよ騎馬の旗」と歌にも唄われている。

【神旗争奪戦】(13:00)
 山上の本陣から陣螺が鳴り戦闘開始の合図を告げると、騎馬武者達は馬を駆し、雲雀ヶ原に格好の場を求めてたむろする。
 陣螺が鳴り終え、空中に炸裂した花火の中から二本の御神旗がゆっくりと舞い下りると、数百の騎馬は一斉にその方向へ。旗の下に群がり、鞭を振りかざしての奪い合いは、抜刀こそないが、まさに戦闘さながらである。
 御神旗をとった騎馬武者は高々と誇らしげに旗をかかげながら、本陣山の羊腸の坂を一気に駆け上る。この時のどよめきと喝采は、旗を得た者の最高の栄誉だ。
 こうして花火二十発・御神旗四十本が打ち上げられ、そのたびに旗の波が揺れ動く光景は一幅の戦国絵巻をも彷彿させる。
 
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