相馬野馬追とは

相馬野馬追は、福島県の相馬地方で3日間にわたって行われる祭典で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 約400騎の騎馬武者が甲冑をまとい、太刀を帯し、先祖伝来の旗指物を風になびかせながらの威風堂々にして豪華絢爛な時代絵巻を繰り広げる様子は、まさに天下無比。

歴史

今から千年以上もの昔、相馬氏の遠祖とされる平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことに始まったと伝えられています。
その後、相馬氏がこの地に移ってからも、代々の当主がこの行事を伝承。地域の平和と安寧を祈る神事として、幾多の変遷を経ながら、今なお熱気あふれる行事が繰り広げられています。

見どころ

相馬野馬追のハイライトは2日目。
400騎あまりの騎馬武者が、神輿を擁し市中を進軍する「お行列」。 土ぼこりが舞う中を、人馬が一体になって駆け抜ける「甲冑競馬」。 舞い降りる御神旗を数百の騎馬武者が奪いあう「神旗争奪戦」。 騎馬武者の勇猛果敢な戦国絵巻が甦ります。

観覧について

相馬野馬追は、福島県南相馬市の「雲雀ヶ原祭場地」(ひばりがはらさいじょうち)をメイン会場に、相馬、双葉郡の各地で行われる諸行事の総称です。
2日目(日曜日)に雲雀ヶ原祭場地で行う「甲冑競馬」「神旗争奪戦」をご覧になるには、観覧チケットが必要です。

アクセス

電車の場合

[東京方面から]
●東京→(常磐線・特急ひたち)→原ノ町駅(約3時間30分)
●東京→(東北新幹線・やまびこ)→福島駅→バス(東北アクセス・福島交通)→原ノ町駅(約3時間)
[仙台方面から]
●仙台→(常磐線)→原ノ町駅(約1時間30分)
●仙台→バス(東北アクセス)→原ノ町駅(約1時間40分)

お車をご利用の場合

[東京方面から]
●東京→(常磐自動車道)→南相馬I.C.(約3時間)
[仙台方面から]
●仙台→(仙台東部道路・常磐自動車道)→南相馬I.C.(約1時間15分)
[福島方面から]
●福島→(国道114号・県道原町川俣線)→南相馬市(約1時間30分)
[郡山方面から]
●二本松I.C.→飯野・川俣→(県道原町川俣線)→南相馬市(約1時間30分)

各会場について

  • 雲雀ケ原祭場地

    雲雀ケ原祭場地

    常磐線原ノ町駅から車で約10分¥
    常磐道南相馬I.Cから車で約15分
    ※相馬野馬追2日目(本祭り)開催時は、原ノ町駅からシャトルバス運行(所要時間約10分)

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  • 相馬中村神社

    相馬中村神社

    常磐線相馬駅から徒歩20分
    常磐道相馬I.Cから車で約5分

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  • 相馬小高神社

    相馬小高神社

    常磐線小高駅から徒歩で約15分
    常磐道南相馬I.Cから車で約20分

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  • 北郷陣屋

    北郷陣屋

    常磐線鹿島駅から徒歩で約15分
    常磐道南相馬鹿島スマートICから車で約8分

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スケジュール

こちらは例年の地区別スケジュール予定です。
最新の予定、地区別スケジュールは「スケジュール」ページをご確認ください。

1日目
出陣・宵乗り
8:35
標葉(しねは)郷出陣
浪江町
9:30
宇多(うだ)郷御発輿(ごはつれん)
相馬市
10:30
小高郷御発輿
南相馬市小高区
10:30
副大将出陣
南相馬市鹿島区
12:00
総大将御迎(おむかえ)
南相馬市鹿島区
12:00
中ノ郷御発輿
南相馬市原町区
13:00
中ノ郷・小高郷・標葉郷本陣到着
雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場地(さいじょうち)
14:00
北郷・宇多郷本陣到着
雲雀ヶ原祭場地
馬場潔(きよめ)の式
雲雀ヶ原祭場地
14:00
宵乗り競馬
雲雀ヶ原祭場地
17:30
軍者(ぐんじゃ)会
旭公園
2日目
本祭り
4:00
相馬三妙見神社御神輿(おみこし)礼螺(れいがい)奉納
旭公園
勢揃い
小川町地内
9:30
お行列
野馬追通り(小川橋付近~雲雀ヶ原祭場地)
式典
雲雀ヶ原祭場地
相馬流れ山踊り伝承公開
雲雀ヶ原祭場地
12:00
甲冑競馬
雲雀ヶ原祭場地
13:00
神旗争奪戦
雲雀ヶ原祭場地
19:30
火の祭
小高区前川堤防周辺
3日目
野馬懸
9:00
揃(そろ)い
相馬小高神社
9:30
御水(おみず)取りの儀
相馬小高神社
9:45
相馬民謡・踊り奉納
相馬小高神社
10:20
野馬の追い込み
相馬小高神社
10:50
御神馬(ごしんめ)の献納
相馬小高神社
11:10
捕獲野馬のおせり
相馬小高神社
11:30
例大祭式典
相馬小高神社